2017年4月2日日曜日

この映画宣伝がすごい!2016(前編)

こんにちは、ビニールタッキーです。

すごーい!ここに来たということは君はおもしろ映画宣伝が好きなフレンズなんだね!


今年もこの季節がやってきました!
毎年恒例(2回目)の「この映画宣伝がすごい!」開催します!

そもそも「この映画宣伝がすごい!」とは…
とりあえず昨年の記事をご覧ください。

この映画宣伝がすごい!2015(前編)
この映画宣伝がすごい!2015(中編)
この映画宣伝がすごい!2015(後編)

私、映画ファンのはしくれなんですが海外の映画が日本で公開される際に行われる味わい深い公開記念イベントや宣伝群を「おもしろ映画宣伝」と名付け、収集することを趣味としています。


※味わい深いイベントの例

日々血の滲むような思いと全身の力が抜けるような脱力感と「こんなことをやっても誰も喜ばない」という心の闇の囁きに耐えながらそういった案件をtumblr「ゆうもあ宣伝ファンタスティック映画祭」に投稿しています。


※そういった案件の例

そんなおもしろ映画宣伝の中で特にすごい!と感じた案件を「この映画宣伝がすごい!2016」としてご紹介します!それではどうぞ!!たーのしー!!(やけっぱち)



こんにちは、芥川賞作家の羽田圭介です。

ジョニデが薄毛姿を演じた『ブラック・スキャンダル』のイベントに羽田先生が登場!
わりと仕事を選ばないことでおなじみの先生ですがもう少し選ぼうぜ!


薄毛なら任せろ!

こちらはカツラなしのガチンコです。
2016年はCMにテレビにひっぱりだこのトレンディエンジェルでしたがおもしろ映画宣伝での活躍っぷりを見てみましょう。

『スノーホワイト/氷の王国』で天使に扮するトレエンの様子です。

バリーン!


本田姉妹のエンジェルっぷりがより引き立っています。


『ジェイソン・ボーン』のアリシア・ヴィキャンデル来日イベントの様子です。

記事によるとアリシア・ヴィキャンデル自身が「アリシアさんだぞ」と自己紹介したらしく神対応っぷりに好感度ガン上がりです。ちなみにこのおもしろ映画宣伝が行われている後ろで交際相手のマイケル・ファスベンダーもお忍びで来日していたということを後に知って少し肝が冷えました。マグニートさんだぞ!

ちなみに皆さんもご存知のことと思いますがトレエン斎藤さんは2017年公開の『SING シング』で自分の持ちネタを吹き替えに入れることをスタッフにゴリ押しされたことでも話題になりました。今後ともご活躍を期待しております。

オイコラ!
『ブラック・スキャンダル』の宣伝ならもっと気合入れろや!!

小沢仁志さん気合い入りすぎ!こわい!
あと『ブラック・スキャンダル』宣伝費掛けすぎだよ!ちゃんと回収できたか考えただけでそっちもこわいよ!


そう!映画宣伝は気合と宣伝費が大事!



でも笑顔も大事(はぁと)

BvSの宣伝ラッシュっぷりは以前「世紀の宣伝量。『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』」という記事に書きました。あれだけ掛けた広告宣伝費が回収できたならいいんですが…

そういえば2016年の豆撒きはBvSでしたね!



わりと溶け込んでるスーパーヒーロー二人。
「マーベルは~そと~ ワーナーは~うち~」


なにーっ!マーベルも負けてないぞ!
見よ!『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』の宣伝を!

「I'm a Perfect Human」(超人兵士だから)ってやかましいわ!

えー気を取り直してここで1曲聞いて頂きましょう。
CIVIL WAR meets EXILE ATSUSHI「いつかきっと…」どうぞ!

ご覧の通り『シビル・ウォー』の宣伝がどれだけハチャハチャだったかは「宣伝が、宣伝を引き裂く―『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の受難」という記事に書きました。今となってはいい思い出…いい思い出と言えるのか…時が過去の悲しみを解決してくれるのか…いつかきっと…と『シビル・ウォー』ラストのトニー・スタークのような気持ちになってきます。


ハチャハチャと言えば2016年の芸能界はとにかくハチャハチャでした。
例えば2016年前半の記事のタイトルはほぼベッキー絡みでした。

・ピスタチオ、「ゲスの極み乙女。」がライバル!「スキャンダルを起こしたい」
・永野、コメンテーター志望も事務所の力が弱すぎてベッキー騒動を語れず…?
・芥川賞作家・羽田圭介、ベッキー不倫疑惑報道「周りの人には関係ない」
・ゆいPは「桜美林のベッキー」?おかずクラブが20歳の頃の写真を披露!
・髭男爵、ベッキー騒動で「今がどん底」所属事務所を語る

既にご紹介した記事もありますがこの記事タイトルだけで何の映画の宣伝か当てられたらエスパーか超能力者です。もちろん上記は「映画イベント記事のタイトルに絶対に映画名を入れない」というストロングスタイルでおなじみ、安心と信頼のシネマトゥデイさんと、シンパシーを感じたのか同じタイトルセンスを貫くシネマカフェさんの記事です。今年もそのスタイルはご健在です。


ベッキー以外にも芸能スキャンダルが多かった2016年。2017年の今見ると感慨深い気持ちになるイベントも多数ありました。あまり多くは語りません。


ああ…


事故報道後、芸人仲間に素行が悪いことを暴露されたノンスタ井上さんが『WE ARE YOUR FRIENDS ウィー・アー・ユア・フレンズ』のイベントに出てたのはとても考えさせられます。すごーい!君には君のことのけものにするフレンズしかいないんだね!



あやまれ!アレクサンダー・スカルスガルドにあやまれ!



ウワーーーーッ!!!

皆さん、ちゃんと罪を償ってくださいね……



何だか段々暗い気持ちになってきたので景気のいい写真を見てテンション上げて行きましょう!


イエーイ!!日本のターザンは本物の象にまたがっちゃうぜ!


アハハハー!悪魔と記念写真よ!


オホホ、リチャード・ギア(の蝋人形)と記念写真でっせ!!


パッカーーーーン!
「忘れられない夏をあなたニモ!」「色とりドリーの海の世界!」
安易なダジャレは映画宣伝の華!



えいっ!


パッカーーーーン!
バナナマン!もっとうれしい顔作って!!



りゅうちぇるが成人の日に逆バンジーくす玉割りに挑戦!理由は聞かないでくれ!


2016年映画宣伝界でも屈指の写真。何度見ても最高です。


パッカーーーーン!
よく考えると『アーロと少年』も一部アタマがおかしいとしか思えないシーンがあるのでこのイベントも合ってるような気がします。



ワッセ!ワッセ!突如映画宣伝イベントに乱入する籠!中にいるのは…


松平健さま!「成敗じゃ!」


パッカーーーーン!

…そろそろ「とりあえず盛り上げろ!大ヒット記念くす玉割りの世界!」という記事が書けそうな気がしてきましたがあまり需要がなさそうなのでやめます。



しまった!また記事が長くなってしまった!
これじゃ『ヘイトフル・エイト』の上映時間並に長くなってしまうぞ!

品川庄司&矢口真里“6股騒動”の狩野英孝に言及「『ヘイトフル・エイコー』で良い」

やめろ!もうそのネタ笑えないから!!!

というわけで次回、「この映画宣伝がすごい!2016(中編)」に続く!!


続きも見なよ!


2016年10月6日木曜日

宣伝も内容も最高の映画『キング・オブ・エジプト』を君は見たか



こんにちは、ビニールタッキーです。


『キング・オブ・エジプト』を見てしまいました。


見てしまいました、と言ったのは元々この映画を見るつもりはなかったからです。アレックス・プロヤス監督の最新作で金ピカの神が出てきてジェラルド・バトラーがいつも通り暴れたり『シビル・ウォー』のブラックパンサー陛下ことチャドウィック・ボーズマンが増殖したりする映画…程度の認識でした。


※増殖するチャドウィック・ボーズマン

しかし映画ファンの間でささやかれる「日本語吹き替えがやばい」「今時こんな映画が見れるなんて」「これはバトルシップ映画かもしれない」という奇妙な風評、そして次々と打ち出されるおもしろ映画宣伝の釣瓶撃ちに「俺が見に行かなくてどうする」という気持ちになってしまったのです。


そもそも僕がキングオブエジプトのことを気になりだしたのは「今、映画館でやばい予告編が流れている」というツイッターの投稿を見かけたのがきっかけでした。


今見てもこの日本語吹き替え予告編の破壊力はすごいと思います。ある一定の人たちを確実に映画館に向かわせるパワーがあります。「うわーーーー」

キスマイ・玉森裕太&永野芽郁、声優初挑戦!古代エジプトの盗賊とヒロイン役

この味わい深い吹き替えはジャニーズKis-My-Ft2の玉森裕太くんと売り出し中の若手女優永野芽郁さんによる、いわゆるタレント吹き替えということで映画ファンからはため息が出ていましたが個人的にこういうのは好物なのでちょっとテンションが上りました。



中村悠一&田中真弓&中井和哉、奇跡の声優陣が大集結!『キング・オブ・エジプト』

一方の脇を固める声優陣は中村悠一、小山力也、沢城みゆき、中井和哉、菅生隆之、田中真弓(これ以外にも大原さやか、山路和弘、大塚芳忠、金尾哲夫など)と信じられないぐらい豪華なのも驚きでした。この企画、マジなのかネタなのかさっぱり検討がつきません。


ちなみに田中真弓さんの吹き替えキャラが公開まで秘密というギミックがありましたがいざ発表されてもへえ…そうなんだ…ぐらいの感じだったのが印象的でした。



おかずクラブ&LiLiCoが『キング・オブ・エジプト』で吹き替え声優に挑戦!

そしてまた新たに吹き替え声優として迎えたのは、「王様のブランチ」に出演中の3人。今年準レギュラーとなった「おかずクラブ」は、2人揃っての吹き替え声優は今回が初。そんな「おかずクラブ」が演じたのは、巨大コブラを操る双子の美女。この双子は暴君・セトの手下であり、ベックとエジプト王座を奪還するため立ち上がったホルスを付け狙う役どころ。 ゆいPは「戦闘シーンはかなり気合いをいれて挑みました。想像以上に難しかったですが、きっとハリウッドの人たちも満足の出来になったと思います(笑)」と自身を見せ、オカリナは「のどがかれるほど熱演しました。セクシーな声を楽しんでほしいです。ハリウッドデビューも近いと思います(笑)」とコメントしていた。 
また、長きに渡り「王様のブランチ」レギュラーを務め、『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』や『ファインディング・ニモ』などこれまでも吹き替え経験のあるLiLiCoさんは、闇の死者を何度も声を重ね、ほんのワンシーンではあるが、一人数十役をこなしているという。それぞれどこで出演しているかは、ぜひスクリーンで確認してみて欲しい。
豪華声優で推したいのかタレント吹き替えで推したいのかどっちなんだ!
特にこのニュースは「王様のブランチ」内で発表という方式に目を見張るものがあります。狙ってる客層がわかりやすーい。


吉村が演じるのは、死者が死後の世界に行けるかどうかを決める最後の門番役。物語の中で、セトの手下により死者の世界に送られてしまったベックの恋人ザヤを裁くシーンに登場する。 
死後の世界に行けるかは捧げ物次第で、解禁された映像では「前へ進め」「捧げものを出せ」という吉村の低音ボイスが響き渡り、裁かれる者が2つ道のどちらかに進む運命の瞬間が映し出される。はたしてザヤの運命は?

このあたりでようやくあっこの映画ギミック要素で売るつもりだな、という確信を得ます。

特に吉村作治教授は字幕監修&吹替担当という他の映画では中々見ない肩書で驚きます。一部の原作(エジプト神話)ファンからは「これは古代でもないしエジプトでもない」という批評があって俺は一体何を見たんだ…という気持ちになりますがキングオブエジプトおじさんこと吉村先生はどんな心境でこの映画を監修したのでしょうか。劇場パンフレットを見てみると「表面的なストーリーは古代エジプト神話にしっかり沿っていますし、セリフにも含蓄を感じ取れますし、十分に一流のエンターテイメントとして楽しませてもらいました」と発言していて、あらゆる意味でわかってる感じがします。


そして公開当日にはさらに衝撃的な吹き替えキャストが発表されました。


現役力士・大砂嵐が『キング・オブ・エジプト』でスフィンクスに! 「取組よりも緊張した」
もともと、本作のようなアトラクションムービーが大好きだという大砂嵐さん。さらに本作は出身国であるエジプトが舞台ということで、「こんな映画は何回もみたいですね」と言いながら、実はオファー前にすでに5回も鑑賞していたことを明かした。そこで、今回の吹き替えのオファーを受けて「スフィンクスがエジプトだから私の声を使ってくれたのは凄く嬉しかったですね!」と大興奮。初のアフレコ挑戦には「相撲の取組よりも緊張した。難しかったけど、がんばりました」とコメントしていた。
この大砂嵐さんの「オファー前に5回見た」という発言には感心します。あの映画を5回も見るなんて…ということではなく、ちゃんと映画に思い入れがある人物だということです。例えタレント吹き替えでもそういう人が演じるとこちらもちょっとうれしくなりますよね。しかし熱意があるのは最高なのですが大砂嵐さんは他のどのタレントよりも何を言ってるかよくわかりませんでした。




先程紹介した日本語吹き替え予告も最高でしたが他にもグッとくる予告がありました。特に縦型と呼ばれるスマホ用の予告編を業界初で取り入れたことは(僕の中で)話題となりました。


スマホをジャック!? 『キング・オブ・エジプト』で“業界初”縦型特報が到着

ナウい、チャラい、間違いない。このような予告動画を公開するあたりに宣伝会社の考えるターゲット層が表れていると感じました。この軽薄なノリが違和感なくフィットするのもこの映画の魅力だと思います。


【予告編】話題のアプリさながらに「エジプトへGO!!」『キング・オブ・エジプト』

時流に乗ってポケモンGOを模した「エジプトへGO」予告編を出してきたときはさすが軽薄すぎ!と思いましたが、そんなところもこの映画の魅力です。魅力、だと思います!


そしてご多分に漏れずPRイベントも頻繁に行われました。しかしジャニーズの方が参加すると肖像権システムが発動して写真が永野芽郁さんだけになるケースが多かったため、特にインパクトの強いイベントを選りすぐってご紹介します。


キスマイ玉森裕太、『キング・オブ・エジプト』俳優と対面 「イケメン」「クール」と褒め合い



こちらは主演二人を招いたジャパンプレミアの様子ですが東京国立博物館の玄関に巨大なスフィンクスのオブジェを置くという素晴らしい演出がありました。そろそろ「とにかくデカい!映画PRイベントの巨大オブジェグランプリ」という記事が書けそうなくらいこの手の巨大オブジェPRは多いのですが需要がなさそうなのでまとめるのはやめます。

その後主演二人は映画のプレミアイベントで来日した俳優が必ず受ける洗礼「日本っぽいお土産をもらう」の儀でキングオブエジプト刺繍入り法被をもらっていました。

法被を着てもカッコいいぞコートニー・イートン!!



おかずクラブが映画公開アフレコ、オカリナ「まだ伸びしろある」



おかずクラブはこの日、クレオパトラふうの双子コーデに身を包み、ヒロイン・ザヤ役の声優を務める永野芽郁と共に体感型上映システムの「4D上映」を体験。アクションシーンにあわせて水の噴射を受けたゆいPは「手がビチャビチャになってしまった」と振り返ったほか、戦闘シーンで放たれるにおいの効果について「ゴボウみたいだった」と話して会場の笑いを誘った。 
また会場で公開アフレコが実施された際には、オカリナが叫ぶシーンに永野芽郁が感心し、これにオカリナが「まだ伸びしろはあるから」と先輩風を吹かせる場面も。イベントの最後にはオカリナが「いろいろな神様が出てくる話。楽しんでほしい」、ゆいPが「登場人物がみんな、イケメンやカッコいいを通り越してセクシー!」と作品をPRした。
最高の写真。
最近はハリセンボンに代わっておかずクラブがおもしろ映画宣伝枠によく出るようになりましたね。更なるご活躍を期待しております。


そして『キング・オブ・エジプト』といえば他業種とのコラボも目を見張るものがありました。

エジプト神話の神々をテーマにしたギャグ漫画『イマドキ☆エジプト神』と奇跡のコラボ!この映画の感想で「ギャグマンガ日和っぽい」というのがありましたがまさにそれを具現化したようなポスターイラストが最高です。作者の美影サカス先生は登場する神々の中でも獣人姿で出てきたアヌビス神推しということで趣味が一貫してる!と感心しました。


なんだこれは!このゲームは未プレイなので詳細はよくわからないのですが、ただでさえカオスっぽいゲームがこのクソコラみたいな画像のせいでさらに混乱を招いて頭痛がしてきます。とにかく絵面がすごすぎる。あとここでもフィーチャーされるアヌビス神。最高です。


と、ここまで読んだ方はわかると思いますが僕はこの『キング・オブ・エジプト』という映画が大好きです。確かに変な映画です。特に主役の吹き替えがかなり味わい深い出来だったり、話の整合性が微妙だったり、神様ができることとできないことの区別がよくわからなかったり、あの超合神は意味があったのか?と疑問を抱いたり、CGもかなりワイルドでたまにグリーンバック全開な会話シーンがあったりもしました。でも、それを遥かに凌ぐ魅力があるんです。鑑賞直後の僕のツイートはこちらです。
これ変だなあ…と思う部分を消し飛ばすようなさらに変な展開や絵が続くのです!
この「変なものには変なものをぶつけんだよ!」というメソッドにはしびれました。

その黄金に輝く蠱惑的な魅力から、未見の人に対して「キングオブエジプト観よう」「本当は観たいんだろ?」「君の名は。を見てないということはキングオブエジプトを見たいということだ」などと執拗に迫る「キングオブエジプター」と呼ばれる狂信者が生まれるという現象まで起きています。


そして、かく言う僕もキングオブエジプターなのです。
ここまで読んだということはあなたも見たいんですよね?


もしあなたがムキムキ筋肉同士の嫉妬&愛情描写が好きで、生意気な下っ端と落ちぶれた兄貴のドツキ漫才が好きで、チャドウィック・ボーズマンが好きで、天動説が好きで、がんばる巨大なおじいちゃんやモンゴリアンデスワームが好きで、イケボで仕事熱心な獣人が好きで、金ピカのメタル超合神バトルが大好きなら、観よう!『キング・オブ・エジプト』!



早く見ないと終わっちゃうぞ!!

2016年9月15日木曜日

世紀の宣伝量。『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』



こんにちは。ビニールタッキーです。

『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(以下表記「BvS」)のBlu-ray/DVDが先日発売されました。さらに今作でベン・アフレックが演じたバットマンも登場する『スーサイド・スクワッド』の公開も始まりました。ここで誰が望んでいるかわかりませんが改めてBvSの宣伝を振り返ってみたいと思います。

というのもこのBvSの宣伝、とにかく多かったんです。だいたいのビッグバジェット映画は公開前イベント、公開記念イベント、大ヒット御礼イベント、ソフト発売イベントぐらいなのですが僕の知る限りBvSはイベントだけで10本ほどありました。それだけワーナー・ブラザーズ渾身の一作ということなのでしょう、ウェイン財閥ばりのなりふり構わないイベントが目白押しでした。それではジャスティス・リーグ…と言うよりスーサイド・スクワッドと呼ぶ方が相応しいようなおもしろ映画宣伝軍団をぜひ御覧ください!


日本代表・槙野智章選手、私生活パートナー求む「職種は関係なく、いい女がいい!」




世紀の2大ヒーロー、バットマンとスーパーマンによる夢の競演を描く『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』の応援団就任イベントが1月7日(木)、都内にて行われ、メジャーリーガーの川崎宗則選手、サッカー日本代表の槙野智章選手が本物さながらのコスプレ姿で登場した。 
川崎選手はメジャーリーグでの数々の苦難や逆境に挑戦し、立ち向かう姿がバットマンと重なることからバットマン役。一方の槙野選手は、筋骨隆々な肉体と端整なルックス、特にトレードマークである七三の髪型がスーパーマンにそっくりであることから、スーパーマン役となり、貴重なコスプレ姿を披露した。槙野選手は「やっぱり地球の皆のために戦うのがスーパーマン。僕に似てるなってかぶるところがあります」と胸をはり、川崎選手も「見ていないところで頑張っているから、僕もバットマンに似てるかなと思います」と同意すると、「まさに川崎さんと一緒だね」「分かってるじゃないか」と意気投合していた。
2016年1月のBvS宣伝一発目がいきなりこれだったので正直ちょっとびっくりしました。この頃は情報もあまり解禁されていなかったので会話がふんわりしてていいですね。あとスポーツマンがスーパーヒーローのコスプレをするとわりとしっくりくる、という学びがありました。



2大ヒーローが豆まきで対決!? 節分イベントでバットマンvsスーパーマンのバトルが勃発




豆まきが始まる頃、会場には5,000人以上の観客が来場。登壇する有名人の名前が次々と読み上げられる中、“バットマン”と“スーパーマン”というヒーローの名前があげられると、会場にいた観客からざわめきが…。そして、華やかな有名人と共にコスチュームに身を包んだバットマン&スーパーマンが登場すると、思いもよらぬスペシャルゲストの登場に来場者は一気にヒートアップ! 
バットマンとスーパーマンは、イベントでもにらみ合って火花を散らしながらも、その手には豆を入れるために“升”がしっかりと握られていた。同じく豆まきに登壇した大女優、中村玉緒や、元フィギュアスケート選手の安藤美姫といった有名人らに劣らぬ存在感を見せつけながら力強く豆をまき、来場者の厄除けと来福を願った。意外なゲストの登場に会場は笑顔に包まれ、大盛り上がりの中イベントは終了した。
2014年は『ロボコップ』、2015年は『ミュータント・タートルズ』のミーガン・フォックスでしたが今年の豆まきはバットマンとスーパーマンでした。誰が予想できたよ。しかし豆をまく姿が楽しそうでほっこりします。



益若つばさ、セカオワ・Fukaseとの交際「ゆっくり見守ってもらえれば」

バットマンとスーパーマンという2大ヒーローの対決を描くアクション超大作。「見たことはあるけど、あまり詳しくない」という益若さんは、イベントMCからスーパーマンが宇宙人であることや、バットマンの正体が大富豪だと知らされると、驚きの表情を見せ、「でも、別の一面をもったギャップがある男性はすてき」と瞳を輝かせた。 
具体的に、スーパーマンについては「性格は穏やかで誠実そう」と分析。どちらかと言えば、「影がある雰囲気がカッコいい。私も私服はブラックが多いので」という理由でバットマン派なのだとか。「スーパーマンは、鈴木奈々が選びそう。『今日も元気です!』みたいな感じで」と話していた。
どうしてこんな人を呼んだんだ…と思ってしまいますが、こういう人も警戒せずに見に来てくれていいんだよ~というアピールなんでしょう。まあ記事を読むとほとんどセカオワの人との恋愛話しかしてないんですが…


と、ここまでは公開一ヶ月前の宣伝なのでまだ穏やかだったんです。3月に入ると公開月ということで怒涛の宣伝が始まります。



映画にもある? 上島バットマンと寺門スーパーマンがおでん、ゴムパッチン対決にチュー!




きた!おもしろ映画宣伝界の帝王、ダチョウ倶楽部!

ダチョウ版世紀の対決は3本勝負でイス取りゲーム、ゴムパッチン、そしておなじみの熱々おでんが行われたが、思わぬ種目での対決に疑心暗鬼の寺門さん、上島さんに対し、レフェリーの肥後さんは「これ、映画の中でも実際にやってますから!」と断言! バットマンとスーパーマンがイスを取り合い、ゴムひもを口にくわえ、さらに熱々のおでんを顔に当てられるという“泥仕合”が繰り広げられ、会場は笑いに包まれた。 
そして、対決の最後に、2人はお決まりのにらみ合いからのチュー&仲直り! 肥後さんは対決後に実は、まだ映画本編を観ることができていないことを明かし「おそらく、映画の中で今日の3本勝負はやりません」と嘘をついたことを謝罪。一方で、あくまで個人的予想として、バットマンとスーパーマンがにらみ合うビジュアルを前に「この流れで、ケンカしてチューはあるはずです!」と期待を口にしていた。

だいたいBvS本編も二人がケンカして仲直りのチューをする感じだったので肥後リーダーの言ってることはほぼ正解です。あとゴムパッチン的に伸びる魔法の投げ縄を持ったカッコいいお姐さんも出てくるので映画の再現度としては一番高いと思います。ダチョウ倶楽部のおもしろ映画宣伝はいつも同じような感じなんですが毎回映画の内容と微妙に合ってるというところに感心します。



前園真聖、若槻千夏に結婚を勧められ「そろそろ…」と前向きな姿勢!


段々記事タイトルから映画名が消えつつありますが気にしないでください。この手の記事ではよくあることです。

この日は、普段、あまりヒーロー映画を見ることが少ないと思われる女性客を招待。若槻さん、前園さんもバットマン、スーパーマンについて特に熱烈なファンであるというわけでもないよう…。イベントを前に『スーパーマン』を見たという若槻さんは「スーパーマンが宇宙人(※惑星クリプトンから地球にやってきた)ということ、知ってましたか?」と語ると、会場はざわつき、前園さんも「宇宙人なんですか? 知らない! 知らない!」と驚いた様子。そんな2人と観客のために、スーパーマンの超人的なスピードやパワーについて司会者から説明がなされると、若槻さんは「体がいいですよね! ムキムキのスーツを着こなせる! 体がよければいい!」と興奮気味にスーパーマンの肉体美の魅力について語った。 
だが、続いて、バットマンについて「ベテランのヒーローで大富豪でプレイボーイ」と説明されると、若槻さんは「知らなかった! パーティーピーポーってことですか?」と即座に食いつく。さらにプレイボーイに見せかけて、実はバットマンは寡黙で、24時を過ぎると人知れず愛する街のために戦っていると明かされると「(選ぶなら)バットマンですよ! お金持っててベテランで寡黙。パーティーピーポーってのは(夜が)長いのがめんどくさいですが、バットマンは(24時で切り上げるので)終わりが見えてますからね」と一気にバットマン派に転向。前園さんも「オンとオフの切り替えができるのはすごい。ズルズル行っちゃいますからね」とバットマンの切り替え上手な点を称賛した。

どうしてこんな人を…(2回目)こういう映画イベントに呼ばれる以上、リチャード・ドナー版『スーパーマン』や『ダークナイト』、せめて前作の『マン・オブ・スティール』ぐらい見てきてほしいと思いますが、そういう知識を持ってると逆に呼ばれないのでしょうね。難しい問題です。

あと個人的な感想ですがヒーロー映画は女性客もガンガン見てると思いますよ!



益若つばさや千葉ットマン、2大ヒーローの対決を予想!―『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』ジャパンプレミア

実に多彩、というか玉石混交な感じのゲスト陣ですが個人的に気になったのはこのお二人。


アメリカ生まれのユージは、バットマンとスーパーマンの大ファンだという。「この日が来てしまったかという感じですね。ずっとファンだったので、2人が闘ってしまうと、見るのが怖いです」と、ファンだけに複雑な様子。勝負について尋ねられると、クリプトン星の石がスーパーマンに対して有効であるという設定を紹介しながら、「その知識がこっち(バットマン)に入ってるかどうかですよね」とバットマンの戦略に期待を込めた。

ああクリプトン星!「スーパーマンが宇宙人って知ってました?」といったセリフが飛び交う宣伝イベントが続いていたのでそういう基本的な単語が出てくるだけでホッとします。




超セクシーなドレスで登場した叶美香は、『マン・オブ・スティール』の公開時にスナイダー監督やカビルと話す機会があったことを振り返った。当日の衣装は、姉の恭子さんが、本作に登場する第3のスーパーヒーロー、ワンダーウーマンをイメージして手掛けたものだという。

さすが美香さん。改めて叶姉妹のブログを確認したところ、恭子さんは『300』が大好きで30回以上見てるとか、ヘンリー・カヴィルに直接会った恭子さんが「今のところ、モースト・ゴージャスガイ・イン・ザ・ワールド」と発言した等アツい話で溢れていました。



椎木里佳、コスプレをするなら「キャットウーマン」と即答!


この記事については前のエントリ「2016年上半期おもしろ映画宣伝ベスト10」で言及しましたので詳しくはそちらを御覧ください。とにかくおもしろ映画宣伝はこの手の人達が作り出しているんだな…という印象がとても強くなったイベントでした。



『バットマン vs スーパーマン』日本上陸!唯一の日本人キャストTAO「本当に感激」


おお!TAOさんだ!と思う一方でなぜスキージャンプの高梨沙羅選手が…と思いましたがヒーロー映画に対してスポーツ界のヒロインを呼んだ、ということだそうです。

先述した川崎宗則選手や槙野智章選手もそうでしたが話題のスポーツ選手が公開記念イベントに呼ばれることはわりとあるので「本当に映画と関係あんの?スポーツ選手×映画宣伝イベントの奇妙な関係」という記事にまとめようかな、と思うこともあるのですがそれこそ世界のどこに需要があるのか全くわからないので胸の奥にそっと仕舞っておきます。



三船美佳、離婚後初イベントでハイテンション「強い母ちゃんになる」


三船美佳さんといえば離婚訴訟中に『ゴーン・ガール』のイベントに出演したことで映画宣伝界では伝説となっていますが奇しくもベン・アフレック主演映画のイベントに再び登壇しました。

もともとDCコミックスのヒーロー映画が大好きだといい「娘と母と一緒に劇場に行ったが、あまりに面白く2回連続で観てしまった」と興奮気味。「今回はヒーローたちが戦う裏側を、市民の目線で描いていてとても斬新だった」と分析し、「スーパーマンのSは、故郷では希望の象徴なんですよ。やっぱり希望って大事だなって思います」「一方、バットマンは這い上がるために、コウモリの穴に落ちてトラウマを乗り越える」とまるで自身と重ね合わせるようなコメントも…。最後は「娘を守るために、私もワンダーウーマンみたいに強い母ちゃんにならなきゃ」と決意を新たにしていた。

『ゴーン・ガール』の時もそうだったんですが映画と絡めたコメントが上手くて個人的には好感を持っています。実際にワンダーウーマンを演じたガル・ガドットも1児の母なので彼女のように強い母ちゃんになれるといいですね。


と、ここでちょっとブレイク。BvSの企業コラボを少しだけご紹介します。

ライザップと映画『バットマンvsスーパーマン』が奇跡のコラボ!森永卓郎の「コミットした」コスプレがシュールすぎるwww【動画】

せっかくなので大きめの画像を置いておきます。



アップでどうぞ(無駄に高画質)



動画もどうぞ。



閑話休題。



永野と篠原信一が意気投合、最強なのはスーパーマンの恋人




きた!おもしろ映画宣伝界の超新星、篠原信一!!
最近邦画のイベントばかり出てるのでちょっと寂しかったよ!

2人は「どちらのヒーローが最強か?バットマン好き vs スーパーマン好き 世紀の対決!」と題した企画で戦うことに。バットマンのマスクを着用した篠原に、スーパーマン派の永野がいつもの歌ネタで対抗。「バットマンより普通にー、スーパーマンが好きー!」と歌いながら、着用したマントを翻してみせる。 
それぞれのキャラクターの魅力を聞かれると、永野は「スーパーマンは、何より自己犠牲の精神! すぐ助けに行くのがヒーロー!」と回答。一方、篠原は「バットマンは生身の人間で鍛えてるところがすごい。努力が最強!」とアスリートならではの目線でアピールする。しかし劇中のキーパーソンの1人、スーパーマンの恋人であるロイス・レインの話題になると「もっと最強なのは、スーパーマンの恋人」「キレイ! 最強!」と意気投合してしまう2人。結局この対決を制したのはバットマンでもスーパーマンでもなく、ロイス・レインということになった。
この記事ではBvSの話をしてる感じですが動画ニュースを見るとこの頃ちょうどリオ五輪開催中だったため篠原信一が柔道について熱く語り初めて「あっそういえばこの人柔道選手だった」と気付く一面もありました。



以上です。
しかし多かった。集めるのも疲れた。

ご紹介したBvSの宣伝で特に感じるのは女性タレントを意図的に呼んでいることでした。おそらく普段アメコミヒーロー映画を見に来ない、と思われている女性客に集まって欲しいというのが本心なのでしょう。しかしより多くの人を集めたいならバットマンとスーパーマンだけではなくもう1人の主人公、ワンダーウーマンも推してほしいなーと思います。別に公開前に秘密にされてる登場人物でもないのにあんなに超かっこいい人を宣伝に使わないなんてもったいないですよ。せっかく宣伝数を増やすなら多角的な見方を提案する宣伝を入れたらいいのにな、と感じました。


しかしこの宣伝群を見ていると気付くこともあります。ハリウッド製ビッグバジェット大作によくあるタレント吹き替えや日本版主題歌がないのです。ここからは想像なのですが、もしかすると上層部や広告業界からの「◯◯ちゃんさ〜いつものタレント吹き替えやろうよ〜」という申し出に、現場スタッフが「それだけはやめて下さい。そのかわりイベントを大量に開催して人を集めますから!お願いします!」と抵抗した結果なのかもしれません。そう考えるとこの大量の宣伝は『バットマン vs スーパーマン』という映画を傷一つ付けずに公開するためのワーナーブラザーズジャパンの決死の努力の成果に見えてきます。真相は違うのかもしれませんが、結果として映画をキチンとした形で公開してくれた現場スタッフには、劇中でスーパーマンを慕う民衆のように僕もキャンドルの灯を掲げたいと思います。




それでは最後に、今となっては味わい深い気持ちになるエイプリルフール広告を置いておきますね。




「テラフォーマーズ」小吉とヤツがバットマンvsスーパーマン風に

ヒューッ!!!