2018年10月23日火曜日

宣伝も内容も最高の映画『ザ・プレデター』を君は見たか




こんにちは、ビニールタッキーです。

皆さん『ザ・プレデター』はもうご覧になりましたか。面白かったですねえ。

1作目『プレデター』にホーキンス役で出演した(そしてひどい下ネタを吐いてあっさり惨殺された)ことでおなじみのシェーン・ブラック監督によるプレデターシリーズ最新作。


在りし日のホーキンスさん(シェーン・ブラック)

相変わらず女子供には手を出さないプレデターさん!どいつもこいつも曲者だらけのはみだし者集団:ルーニーズ!そしてプレデターさんを追う謎の巨大プレデター!!この三つどもえ対決が熱い!

あれ?『プレデター』の時って何も証拠が残ってないはずなのになんで写真があるの?とか劇中でプレデターは2回襲来した設定みたいだけど研究室に飾ってある槍って『エイリアンVSプレデター』のやつじゃない?みたいなシェーン・ブラック映画によくあるプロットの穴はあるのですがそれをはるかに上回る楽しさがあったので個人的には大満足でした!

個人的にプレデター犬の動物的なかわいさとルーニーズの男たちの美しくも切ない愛の物語が素晴らしすぎて多少のアラは許せるような気がします。特に『ムーンライト』に引き続きトレヴァンテ・ローズに「見た目は筋骨隆々だけど心は繊細ではかない男」をやらせると天下一品やな…と感じました。ネタバレを避けて言及しますが愛し合うには時間が足りな過ぎた二人の気持ちがガラス越しに通い合うシーンには涙が出そうになりました。


ルーニーズの皆さん。個人的にはオーシャンズ8と並ぶ2018年ベストチームです。

思わず熱が入ってしまいましたがこの『ザ・プレデター』は宣伝もとにかく素晴らしかったのです!みなさんご存知でしたか?そこまで追ってる人はなかなかいないと思いますのでそのおもしろかっこいい国内宣伝についてご紹介したいと思います!



『ザ・プレデター』宣伝のここがすごい!①企業コラボがすごい
・Acer

AcerのゲーミングPCブランド「PREDATOR」とのコラボ!
この千載一遇のチャンスを活かすのはナイス!


・PREDATOR CUES

ビリヤードのキューのブランド「PREDATOR CUES」とのコラボ。
というかプレデターって名前の商品って結構あるんだな!


・ガスト


まさかのガスト社長まで登場してのコラボ!

うちは小さい子どもがいるのでガストはよく利用するのですがお子様ランチのおまけでアンパンマンのグッズをくれるようなガストと人間の脊髄をブッコ抜くプレデターのどこに接点があるんじゃい!こんなことで喜ぶの俺みたいな人間だけじゃねーの!?と思いますがなんだか二人とも楽しそうなので別にいいです!


・Hulu


Huluを強襲してハッシュタグ質問に答えるプレデターさん!
しかし人語を理解しているわけではないので全てボディーランゲージでリプしています。かわいい。


個人的にHuluさんは体温高めな(偏差値はそこまで高くない)映画を積極的に配信してくれるので好きです。


・TVアニメ『バキ』
とびっきりの最強VS最強ということで同時期に放映されたTVアニメ『バキ』とのコラボ!結果はまあそうなるわな!という感じですがプレデター側のプレゼントがどれも良くてそれを普通にグッズとして売ってくれ!という気持ちになりました。

・リーボック

リーボック×映画『プレデター』のスニーカー「DMX RUN 10」、光る迷彩柄で映画の世界観を表現

これはかっこいい!
有名ブランドのバッグチャームみたいなイキフンで人間の脊髄のフィギュアまで着いてるのが憎いです。

しかしプレデターって光学迷彩であって別に迷彩柄じゃないけど…と思ってたら映画本編には登場しないカットされたシーンに登場するエミッサリープレデターは迷彩柄だったということが最近判明しました。まさか没キャラのデザインを採用したのリーボック…?変態…?


・A BATHING APE


「ザ・プレデター」とBAPEがコラボ、Tシャツやフーディーなど8種

マイロくんプレデターが見れるとは!
しかし昔ながらのBAPEファンとしてはAPE SHALL NEVER KILL APE(猿は猿を殺さない:「猿の惑星」の有名な一節)というよりはPREDATOR KILL PREDATERって感じだけどなーと思いました。


・岸和田だんじり祭り

プレデターさんはお熱いところがお好きみたいですがここまでくるとどうかしてるとしかいいようがない。


・ROCK IN JAPAN
https://www.anemo.co.jp/movienews/report/the-predator-5-20180814/
【レポート】灼熱の夏フェスにプレデター襲来「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018」×映画『ザ・プレデター』がコラボ

彼らがアカペラで「このままだまってると思うなよ」を歌い始めると、会場の熱気に誘われたのか、ステージにはプレデターが襲来。まるで強き獲物を物色するかのようにさまよい歩くプレデターだったが、人間の音楽を理解するのか、メンバーとともにフィンガースナップを披露。その姿に思わず会場の観客も大盛り上がり。

そして「俺の友だちを紹介します!プレデター!」というメンバーからの紹介とともに披露したのは、どついたるねんのライブでもおなじみの名曲「MY BEST FRIENDS」。最高の友人、仲間についてアツく歌ったこの名曲にはプレデターも激しく反応。ヒートアップしたメンバーからはタックルなど真っ向勝負を仕掛けられるが、さすがのプレデターはその強靭なパワーで弾き返す。プレデターの大好物、真剣勝負をも思わす激しいステージで“友情”を深めたどついたるねんとプレデターの姿に観客は大喝采。“今もっともアツいバンド”のどついたるねんと、“宇宙でもっともアツいハンター”のプレデターのコラボレーションは大成功のうちに幕を下ろした。
何が何やらさっぱりわからないコラボですがまあどついたるねんならいいか、という気持ちになります。


『ザ・プレデター』宣伝のここがすごい!②宣伝イベントがすごい

https://eiga.com/news/20180801/12/
丸山桂里奈、前田敦子の結婚を祝福!自らは「40歳までには」

破天荒なキャラでおなじみ元サッカー選手の丸山桂里奈さんがこれまた破天荒な映画の宣伝に!
プレデターを意識したヘアスタイルもリスペクト精神が感じられてお見事です。



プレデター風衣装で魅了!CYBERJAPAN DANCERSが応援団就任

いすゞのトラックでインターネットを騒然とさせたCYBERJAPAN DANCERSがプレデターの応援団!個人的に二つとも大好きなのでこのコラボを見たときは「俺が提案した企画か?」と勘違いしてしまうほどでした。


この日は悪天候のためナイトプールイベントは取りやめ一流ホテルの滞在に変更という手際のよさ。
ホント女性と子供には優しい人(宇宙人)やで…



ほんこん「プレデターはただのブサイクちゃうねん!」 霜降り明星&スパイク小川に“男気”熱弁

今回お笑い芸人さんの宣伝はないのかな…と思ったらあった!しかも通天閣で行うというコッテコテっぷり!何かとコラボされがちなビリケンさんは今回は「ザ・ビリデター」です!



『ザ・プレデター』宣伝のここがすごい!③Twitter公式アカウントがすごい



最近流行りのオモ写宣伝(勝手に僕がそう呼んでます)にプレデターさんも参戦!ほのぼのとした写真と明らかにプロの手が入った完成度の高い写真のギャップがたまらない!

 突如勃興したジャンル「プレデター夢女子」にも言及する公式アカウント!

「おもしろかった~」「見たよ!」みたいな短文感想ツイートをひたすらRTしまくるのではなく、感想をトゥギャッターにまとめるのはいい公式アカウントの基本!



ファンのツイートにも気さくに答えるプレデターさん!

一部で話題の映画『若おかみは小学生!』の原作者にも気さくな対応!


女性には優しいのでアイドルとのコラボも進んでこなすプレデターさん!


同じく宣伝が素晴らしかったデッドプールに教えを乞うプレデターさん!(映画『デッドプール』の宣伝については以前こちらの記事にまとめました




そして案の定拾うデップーちゃん。抜け目ない。


以上です。

というわけで『ザ・プレデター』の国内宣伝を振り返ってみました。

一見楽しくのびのびと自由に企業コラボやアカウント運用をしているようにも見えますが、個人的には実はかなり気を使った丁寧な宣伝であると感じました。昔からのプレデターシリーズの固定ファンには嫌な思いをさせないようにしつつ、新規ファンにも取っつきやすいように門戸を広げるような、微妙で繊細な綱渡りを見事にこなしたと思います。いや、本当に色々やってるんですが宣伝を見てて「これはちょっと嫌だなー」ということが全然なかったんですよ。素直に拍手を送りたい。


ということで皆さん『ザ・プレデター』を見ましょう!公開日からすっかり時間が経っちゃったけどまだシネコンだとガンガンやってるから!プレデターさんは相変わらずかっこいいし、はみだし者たちがなけなしの良心で頑張る話なんて最高じゃないですか!血しぶきとか臓物とかが飛び散るタイプの愛の物語だけど本当に泣けるいい映画だよ!!みんな見てね!!!


見てくれよな~!(注:写真は没カットです)

2017年8月15日火曜日

この映画宣伝がすごい!2016(番外編)

こんにちは。ビニールタッキーです。

『この映画宣伝がすごい!2016』はいかがだったでしょうか。

この映画宣伝がすごい!2016(前編)
この映画宣伝がすごい!2016(中編)
この映画宣伝がすごい!2016(後編)

上記の記事で海外映画が日本公開される際の「おもしろ映画宣伝」をご紹介しましたが、日々記事を収集する中でこれは本来の意味ですごい!というか、この映画宣伝は少しでも多くの人に知ってほしいぞ!という案件がいくつかありました。

昨年も「この映画宣伝がすごい!2015(番外編)」という形でご紹介しましたが今年もまとめてみました。ぜひご覧ください。




益若つばさ、マスコミに不信感「だいたい嘘つく」

 モデルでタレントの益若つばさが14日、都内で行われた映画『ルーム』公開記念トークイベントに出席し、マスコミのあり方が話題に上ると、「だいたい嘘つく」など不信感をあらわにした。また、トーク終了間際にロックバンド SEKAI NO OWARI のボーカルFukaseとの交際について、「子供のお父さんは今年できますか?」「交際順調ですか?」と報道陣から矢継ぎ早に質問を投げられると、無言で会場を後にしていた。この日は、放送作家の鈴木おさむも登壇した。 
 7年間“部屋”に監禁され続けた母子の命がけの脱出劇とその後の生活を描く本作の内容に絡め、益若は鈴木とともに、子育てや出産後の心境の変化について明かした。劇中ではマスコミの身勝手さも描かれていることから、鈴木は「こうしてマスコミの人を前に言うのもなんですけど」と切り出し、「マスコミの残酷さというんですか? 今ちょうどいろいろなニュースが毎日毎日取り上げられているけど、ワイドショーでそれを取り上げるのって、本当にその人のことを心配している人もいるかもしれないけど、でもやっぱり残酷に視聴率のこと(を意識している)、視聴率によって、そのニュースの面積が変わったりするんです」とマスコミ論を展開。 
 益若も「(本作の)あのシーン……思い出しましたよ」と鈴木に賛同し、鈴木が「取り上げるほうは、(出演のオファーの際に)正義をかざして誘うんですけど」と続けると、「ありますね。だいたい嘘つくんですよ」とコメント。「オファーにOKした後に、ちょっと内容が変わったりするんです。(製作者は)『後で編集すればいいんですよ』って平気で言うんですけど、編集後見ると変わっていなかったり。で、泣くみたいな。ありますよね」としみじみ語った。 
 鈴木はそんな益若に「ですよね。『益若さんの人生を通じて、世の中の人に希望を』なんて言いながらも、視聴率を取れればいいと思っているのがテレビ」と話し、「この映画を観て改めてニュースの見方も変わりました。その残酷さ、そこで振り回されていることとか」と報道に対する注意を促していた。
マスコミが集まる壇上でこの話に切り込んだ鈴木おさむ氏と益若つばささんには驚きました。お二人とも腹に据えかねていたんだろうなという感じが言葉の節々から感じ取れます。というかこんなマスコミdisのトークショーを展開した後にも関わらず平気な顔でFukaseさんとの交際について矢継ぎ早に質問する報道陣にはハイエナ以外の言葉が思いつきません。このイベント事態が映画『ルーム』で描かれた醜悪なマスコミを再現しているようでとても皮肉だな、と感じました。



同じ『ルーム』のイベントでもDVD発売記念イベントはこのような感じでした。



山口もえ、子育てについて語る「私も母親になって強くなった」

この日行われたのは、9月16日(金)に映画のBlu-rayとDVDが発売/レンタルされるのを記念して行われた「親子限定試写会」。あいにくの空模様にも関わらず、会場は大入り満員。上映後の会場は涙を拭ったりする方であふれ、鼻をすする音が静かに響きわたっていた。そして、MCに呼び込まれ登場したのは、自身も2児の母である山口さん。まず「今日はご来場いただきありがとうございます。私はこの映画を主人と観たんですけど、観た後無言でした。私は、観終えた後、色々考えせられる映画が大好きなんです。今日、来てくれたお客さんも親子で色々話し合ってくれたら、嬉しいです」と挨拶。 
映画に関しては「この作品を観たときは息をするのを忘れてしまったぐらい、息ができなかった。私の(歳が)下の子が映画のジェイコブ君と同じで5歳になるんですけど、『私の子だったら絶対ムリだな』と思いました」と“母”の感想を語り、本作でアカデミー賞主演女優賞を受賞したブリー・ラーソンについては「私も母親になって強くなったんです。色んな事に動じなくなった。図太くなってきたんです。子どもを守ろうとする母親の強さというものを知らないうちに得ていたんです。この作品のお母さんも、子どもが出来たからこそ、7年間頑張れたと思うんですよ。『子どものために生きる』『子どものために頑張る』。それだけの思いがあったからこそ、頑張れたんだと思います」とコメントした。
『ルーム』の親子限定上映なんて恐ろしいイベントがあったのか…!という驚きもありますが、普段ふんわりした印象の山口もえさんがこの映画について真摯に語っている様子は胸を打ちます。洋画のDVD発売記念イベントといえば公開記念イベントよりもさらに商売っ気の強いおもしろ宣伝になりがちなのですが、こういった上映後にしっとりと語るようなイベントももっと増えたらいいのにな、と思いました。



続いては第88回アカデミー賞外国語映画賞にフランス代表としてノミネートされた『裸足の季節』のジャパンプレミアより。



アカデミー賞ノミネート作の美人“姉妹”が来日~!

 本作は、トルコの小さな村を舞台に自由を奪われた美しい5人姉妹の甘美でほろ苦い反逆の物語。古い慣習と風建的な思想の元、“カゴの鳥”となり、次々と祖母が決めた相手と結婚させられていく姉妹。そんな中、末っ子ラーレが運命を掴み取るため奮闘する姿を描く。 
 この日は、学校の試験があるために来日できなかった次女セルマ役のトゥーバ・スングルオウル以外の、ギュネシ・シェンソイ(末っ子ラーレ)、イライダ・アクドアン(長女ソナイ)、エリット・イシジャン(三女エジェ)、ドア・ドゥウシル(四女ヌル)とデニズ監督が登壇。全員が初来日とあって、「東京に来られてすごくうれしいです」と大喜びで、とりわけドアは以前から日本に来たかったそうで、「心が熱い日本人とお会いできて幸せです」とはにかんだ。 
 全身CHANELの出で立ちについては、「これはわたしたちにとって甲冑のようなもの。本作はトルコで反発もありましたので、これを着ることで我が身を守り、より強くなっている感じがします(笑)」とデニズ監督。エリットも「(身に着けるのは)うれしいし、エネルギーを貰うことができます。カーニバルやパーティーに行くような感じ」とうれしそうに語った。 
 ドアは「映画の内容はトルコでよくあることだけど、誰も声を出さない。それではいけないという思いで演じたことを誇りに思います」とキッパリ。デニズ監督も「アートの歴史において女性はオブジェとして扱われることが多いけれど、そうではなく主体なのだということを示せたと思います」と並々ならぬ自信を見せた。
僕はこの記事を読むまで『裸足の季節』という映画の存在すら知りませんでした。しかし監督、キャストが来日して映画のメッセージをはっきり伝えているこの記事を読んでこれは見ねばなるまいという気持ちになりました。

この来日イベントの詳しい会見の様子やデニズ・ガムゼ・エルギュヴェン監督の単独インタビューもとても読み応えがありますのでご興味がある方はぜひご覧ください。

『裸足の季節』デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン監督インタビュー &来日記者会見
【インタビュー】最注目の女性映画監督デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン:ガーリームービーの新たな傑作『裸足の季節』を語る

このように映画の内容でこちらの興味を引くような宣伝がもっとあるとうれしいですね。


続いてはちょっと変化球でこんな記事を。



モト冬樹ライブ&トーク『パコ・デ・ルシア 灼熱のギタリスト』特別試写会

フラメンコに革命を起こし、その超絶的な速弾きと類まれなるテクニックで、ジャンルを超えて世界中の音楽ファンを魅了し続けた偉大なるギタリスト、パコ・デ・ルシア。その栄光と挫折。カルロス・サンタナ、チック・コリアをはじめとするレジェンドたちのインタビューと、圧倒的なテクニックによって生み出される、官能的で華麗なる旋律が奏でる名演奏シーンに心躍る、至福の音楽体験です。 
この度、映画の公開を記念して、そして今や良き家庭人・・・様々な顔を持つ男。ギタリスト・モト冬樹さんが、ギター片手に登場!フラメンコの巨匠・パコについて語りました。 
"パコはテクニックがすごいのは当然なんだけど、それを伝えたいじゃなくて、利用して、音楽で気持ち、生い立ちを吐き出していた。" 
"パコは批判も実力でねじ伏せた。そこに感激した。スペインは保守的、大変だったろうと思う。" 
"この映画は、音楽が好きな人も、興味ない人も楽しめる。色々な枠をぶち破るすごい人の映画です。"
モト冬樹さんの発言を一部抜粋しましたがさすがギタリストというコメントが多くてぐっときます。この映画を本当に楽しんだ感じがこちらにも伝わってきます。モト冬樹さんといえばニコラス・ケイジ映画の宣伝パートナーという印象でしたがこの記事を読んで少し好感度が上がりました。

そして同じイベントを別媒体が記事にするとこうなります。



モト冬樹、高知東生をバッサリ「あれはアカン」

 29日、都内で映画『パコ・デ・ルシア 灼熱のギタリスト』のスペシャル試写会が開かれ、トークゲストとしてタレントのモト冬樹が登場。覚せい剤取締法違反と大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕された元俳優の高知東生容疑者について聞かれたモトは「あれはアカン」と痛烈に批判した。 
 トークショーの後に行われた囲み取材で高知容疑者について言及したモトは、「うちの嫁なんか一度不倫したらアウトだね。裏切るということは、本当によくないと思う。俺から言うのも変だけど、高知君は奥さんも裏切っているし、社会も裏切っている。あれはアカンよ」と厳しく批判。「我々芸能人というのは、交通違反をしただけでも記事になるわけだから、普通の人よりちゃんとした生活をしなきゃならない。一番目に付くところにいるわけだから」と持論を語り、「高島さんとは共演もしているし、かわいそうだなって思う」と高知容疑者の妻であり女優の高島礼子に同情していた。また、自身の体についてはキレイに光る頭と同様に「キレイな体」と断言していた。 

あれっ。
えーと。僕が今までモト冬樹さんに微妙な印象を持っていたのは"芸能界ご意見番"的な発言しか汲み取られていなかったからなのでしょうか。この2つの記事を見た時に僕は2014年の『アクト・オブ・キリング』試写会のデヴィ夫人報道問題を思い出しました。というわけで「この映画宣伝がひどい!2016」はこちらのシネマトゥデイさんの記事に決定しました!反省して!



「髪もバッサリ」じゃあないんだよ!



最後は2016年の映画宣伝でとても楽しかったこちら!



よしもと女芸人4人組が、『ゴーストバスターズ』主題歌を日本語カバー

この宣伝の何が素晴らしいかというとアメリカのお笑い番組「サタデーナイトライブ」出身の女性コメディアンが主演した映画を、ちゃんと日本の女性コメディアンが宣伝したということです。パッと見はいつものお笑い芸人キャスティングという感じですがそういった文脈を考えるととても理にかなった仕事なのです。その点に僕は感心してしまいました。

この日本語版『ゴーストバスターズ』主題歌はアメリカ本国でも人気を博し、最終的にLAプレミアに招待されてキャスト陣と対面できたというのも最高でしたね。







渡辺直美&友近 『ゴーストバスターズ』LAプレミアで絶賛「君たち最高にクール!」

世界中で日本版ミュージック予告が話題となった『ゴーストバスターズ』。現地時間7月9日(土)、米ロサンゼルスにて本作のワールドプレミアが行われ、日本語吹き替えを担当した友近と渡辺直美が参加。豪華キャスト陣と対面を果たした。 
この日、会場となったのは、ロサンゼルスのTCL・チャイニーズシアター。カーペットは「ゴーストバスターズ」の世界観を体現する全長100mのブラックとグリーンのスライムカーペット。世界中のファンが待ち望んだ瞬間を象徴するかのように「ゴーストバスターズ」のコスチュームに身を包む熱狂的なファンのボルテージは爆発寸前の状態となっていた。そんな中、ゴーストバスターズ・ジャパンを代表し、友近さんと渡辺さんが登場すると、先日公開されたMVが世界中で人気を博しているのを裏付けるように、ファンの前を通るだけで大きな歓声が。そして「MV毎日観ているよ!」「君たち最高にクールだ!」「Oh My God! 君たちのドレスもアメイジングだね!」などの熱烈なラブコールで歓迎されていた。 
イベントはスペシャルダンサーのダンスで幕を開け、いよいよ本作で「ゴーストバスターズ」を演じた、“世界で最も稼ぐ女優”ランキング第3位のメリッサ・マッカーシー(アビー役)をはじめ、クリステン・ウィグ(エリン役)、ケイト・マッキノ ン(ジリアン役)、レスリー・ジョーンズ(パティ役)らが登場! クリステンは自身の声優を務めた友近さんに「あなただったの!? ありがとう! 2人とも素晴らしいわ。とても綺麗よ!」と大興奮の様子で対面を果たしていた。 
続いて「ゴーストバスターズのテーマ曲」でお馴染のレイ・パーカーJr.も登場すると、2人に会った瞬間に日本語で「カワイイ~カワイイ」と連呼し大興奮! また、自身のTwitterで「ゴーストバスターズ・ジャパン」のMVを紹介するほど「ゴーストバスターズ・ジャパン」の虜になっている本作の監督ポール・フェイグも加わり、「ゴーストバスターズ」を大合唱する一幕も。さらにレイは「とっても気に入ったよ! 素晴らしかったよ! どうして僕も入れてくれなかったんだい? 次は出演させてくれよ!」とMVを絶賛。監督も「彼女たちは僕の新たなヒーローたちだよ。僕のゴーストバスターズも素晴らしいけど、彼女たちもぜひ加わって欲しいね!」と2人の続編への出演を臨んだ。 
そしていよいよ、世界初お披露目となる本作がチャイニーズシアターの迫力のスクリーンで上映されると、観客は終始歓声と拍手をもって作品を楽しんでいた。一足先に映画を見た友近さんと渡辺さんは「映像も本当に迫力ありましたし3Dで観たのでゴーストが顔の目の前まで近づいてきて体験型の映画だなと思いました!」と大興奮。ハリウッドの大通りを1ブロック封鎖しての大規模なプレミアとなった今回。プレミアに参加した2人は「気持ち良かったです! 誰も知らないと思っていて最初はすごく緊張したのですが、ゴーストバスターズファンの方々もMVを観てくれていて名前を呼んでくれたりアットホームな感じで良かったです! 想像以上のファンの盛り上がりでした」とカーペットを歩いた感想語る。 
また、自身が吹き替えを担当したクリステンとメリッサと対面を果たした2人は「綺麗でしたし同い年くらいだと思うのですが貫禄がありました。リアクションも上手なので見習いたいです!」(友近さん)。「本当に大好きなので会った時に衣装を褒められて『あなたの声を演じました』と言った時にすごい喜んでくれてすごいいい人だなと思いました!」(渡辺さん)と2人とも嬉しそうに話していた。
ポール・フェイグ監督の楽しそうな顔!!記事を読んでいるだけで笑顔になります。このようにキャストも、日本語吹き替えした芸能人も、それを観た観客もみーんな喜んで楽しいおもしろ映画宣伝が増えたらいいなあと思うんですよ。


去年の記事でも書きましたが、毎回毎回"考えさせる"ような深刻ぶった映画宣伝ばかりにしろというわけではありません。ただ、映画ファンもそうでない一般のお客さんもみんな楽しめる方法ってもっとあると思うんですよ。

特に近年はSNSの流行でおもしろ映画宣伝についてネガティブな意見がバーっと拡散される現象が増えてきています。そのせいで宣伝に出演した芸能人を嫌いになるばかりか「こんな映画もう観ない!」なんて人たちも出てきてるようでとても悲しい気持ちになります。より良い映画宣伝を配給会社さんにはお願いすると共に、良い宣伝には良いと高らかに叫び、おもしろに偏りすぎてる宣伝については単にダメとか悪いとかではなく意見を言い続けたいと、僕は思います。

2017年も既に「おもしろ映画宣伝」が山のように発生しています。その影に埋もれている良い映画宣伝もたくさんあります。それらを見比べて理想的な宣伝とは何なのか考え続けて行きたいと思います。


2017年8月14日月曜日

この映画宣伝がすごい!2016(後編)

お待たせしました!

もはや2017年も後半に差し掛かりましたが誰が待ってるか知らないが終わらせるぞ!「この映画宣伝がすごい!2016(後編)」

ここからご覧になった方はまずこちらをご覧ください。

この映画宣伝がすごい!2016(前編)
この映画宣伝がすごい!2016(中編)

映画ばりのイリュージョン見せたるでー!


というわけで。
2016年はオリンピックイヤーということで様々なメダリストによるおもしろ映画宣伝がありました。




まずは『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のスペシャルイベントより。
卓球男子日本代表の水谷隼選手、競泳男子日本代表の瀬戸大也選手、坂井聖人選手が“ローグ・ワンJAPAN”と任命されて宣伝活動を行いました。本人たちもオリンピックに出た時にこんなことになるとは思ってなかったと思います。


つづいて『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の魔法動物のイラストコンテストには五輪重量挙げメダリストの三宅宏実と三宅義行の父娘が登場。三宅宏実さんの描いたニフラーが「光り物が好き」という設定を活かしてさりげなく銅メダルを首から下げてるのがにくい!おもしろ映画宣伝マニアはこういう重箱の隅ネタが好きでたまらないんですよ!

続いて現役引退後の澤穂希選手も様々なおもしろ映画宣伝に出場して現役時代さながらのナイスアシストやキラーパスを演出しています。


映画『スティーブ・ジョブズ』の試写会ではスティーブ・ジョブズの蝋人形とおそろの黒タートルネックで登場しつつ参加した現役大学生に困難にぶつかった場合の対処方法を指南。普通にいいイベントじゃん!


尊厳死について扱った映画『君がくれたグッドライフ』のイベントでは旦那さんがもし重病になったら…という話を披露。


『コウノトリ大作戦!』のイベントではご懐妊姿を披露。
普段こういうおもしろ映画宣伝にブツクサいう僕ですがこうやって時系列で見るととても柔らかい気持ちになります。


そして2016年のおもしろ映画宣伝のニューカマーかつ金メダリストといえば霊長類最強女子こと吉田沙保里選手です!!

『オデッセイ』のイベントに登場した吉田沙保里選手!
なんだかよくわからないけどマット・デイモン演じる主人公のワトニーより火星で生き残れるような気がします!!



霊長類最強カップル!!??


女子ハンマー投げの室伏由佳選手と登場した『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』のイベントはゆるふわなルームウェアに身を包む二人の体脂肪率が異様に低い感じが印象的なイベントでした。


『ペット』のイベントに登場した吉田沙保里選手は今年は色々な仕事に挑戦したということで「挑」の一字を発表しました。しかしメディア側が推したいであろう「意外とかわいらしい一面のある吉田沙保里」というイメージと「やっぱりガチンコな吉田沙保里」という性格のぶつかり合いを感じます。個人的には吉田沙保里選手には絶対に『ワンダーウーマン』の宣伝をやってほしいのですがこの原稿を書いてる8月中旬時点では実現していません。

さて、というわけでそろそろ『この映画宣伝がすごい!2016』グランプリを発表したいと思います。

『この映画宣伝がすごい!2016』グランプリは…


あの底抜け最高映画『スーサイド・スクワッド』の宣伝群です!!


まずぺこ&りゅうちぇるのハーレイクイン&ジョーカーのコスはどうですか。まさに2016年のトレンド最高潮という感じがします。インスタ映え!




人気双子モデルmimmamさんのハーレイクイン前後のコスもすごくいい!ハーレイクインの持つ二面性を宣伝で見事に表現している素晴らしい例だと思いました。そんな風に好意的に捉えるのは僕だけでしょうか。




ウワーッ!メイプル超合金のコスもやばい!この家族写真的な写真が個人的にすごく好みです。しかし2016年のハロウィンでハーレイクインコスがバズったのも安藤なつさんの体型を気にしないコスが影響したのでは…?という気がしてなりません。






そして栄えある2016年この映画宣伝がすごい!最優秀賞は…こちらです!!!!!

ベイカー茉秋、リオ五輪帰国から休みはたった2日!ド派手おばあちゃんの応援に感謝


リオデジャネイロオリンピック柔道90キロ級で金メダルを獲得したベイカー茉秋が13日、都内で行われた映画『スーサイド・スクワッド』(全国公開中)の公開記念イベントに、個性的なキャラクターで話題を呼んだ祖母・小林リナさんと共に出席した。金メダルを胸に下げて登場したベイカーは「小学1年生から憧れていた舞台。そこで最高の成績、あきらめずにやってきてよかった」と笑顔を見せた。この日はDCコミックス大好き芸人として、なだぎ武も出席した。




DC大好き芸人としておなじみのなだぎ武さんのジョーカー完コスが霞むほどのベイカー茉秋選手のおばあちゃんこと小林リナさんのハーレイクインコスのインパクト!!!なぜこの仕事を受けた!!記事を読んでいても誰もツッコミがないような感じでアタマがクラクラしてきます!!!

ちなみにベイカー茉秋さんは『ターザン:REBORN』のイベントでターザンのような王者にふさわしい活躍を見せた男性に贈られる“キング・オブ・ザ・イヤー2016”が贈呈されたそうです。

はい。

というわけでいかかでしたか『この映画宣伝がすごい!2016』。2016年もへんてこな映画宣伝がありました。この記事を書いている2017年8月の時点でも山ほど不思議な宣伝がいっぱいあります。今でも"マスコミを集めるための話題性優先の洋画宣伝イベント"という配給会社および広告業界の風習は引き続き続いているようです。この不思議な伝統が続く限り僕はまとめる仕事を続けたいと思います。はっきり言って誰かがまとめてくれれば俺はこんなことやりたくない!!!俺は家庭に仕事に忙しいんだよ!でもやめられねえ!!


それではまたの機会にお会いしましょう。さよなら!!


May the OMOSHIRO SENDEN be with you....

2017年4月25日火曜日

この映画宣伝がすごい!2016(中編)

まだまだ行くぞ「この映画宣伝がすごい!2016」!!


しかし去年は印象に残る大ヒット映画がいっぱいありましたよね。
特にあれですね…


「もしかして…」
「わたしたち…」






えー。
こちらはケビン・スペイシーが猫と入れ替わる映画『メイン・イン・キャット』の特別映像です。完全なる便乗です。この映画どう宣伝したものか…と悩んでいた担当者のガッツポーズが目に浮かびます。ちなみにこの特別映像、「君のニャは。」編含め全部で8種類あります。全部見ろ。俺は見た。

まずこのページから読み始めた方はこちらからご覧ください。
この映画宣伝がすごい!2016(前編)

~ここまでのあらすじ~
仕事も育児も忙しいサラリーマンが家族が寝静まった後にしこしこ書いてるまとめ記事です。忙しい合間を縫ってやることがこれか!!


オオオオオーやるのよ~ オオオオオー何度も~

というわけで引き続き2016年に開催された「映画本編とあまり関係ないすごいプロモーション」こと『おもしろ映画宣伝』をご紹介します。前編を読んだ方から「映画宣伝の墓標」「お焚き上げ」等の評判を頂いております。どちらかというと既に死んだ宣伝に命を吹き込んで再生させてるゾンビ使いのような気分です。さあ暴れろ蘇えりしゾンビども!


というわけでまずは『レヴェナント:蘇えりし者』で来日したレオナルド・ディカプリオが鏡開き!

アカデミー主演男優賞受賞記念の四斗樽!めでたい!


さすがレオ様、升を持ってもかっこいい!


『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』チームも!

記事によるとクイニー役のアリソン・スドルは「日本に行ってみたいという幼少期からの夢が叶った。本当にうれしい」と涙を見せたとのこと。何だか少し申し訳ない気持ちになります。

ちなみにファンタビチームは来日時にエスパー伊東からインタビューを受けています。

なぜエスパー伊東なのか必死で考えたのですが多分「カバンに入れるから」だと推測しています。


続いて『ハドソン川の奇跡』のプレゼントは名入提灯!

アーロン・エッカートが超うれしそう!!


海老蔵と自撮りも決めちゃうぜ~!


『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』は巨大ダルマ!!



後ろの「この日が来ることを人類はわかっていた」というコピーがこの事態を表現しているかのようで最高です。僕も彼らが来日すると聞いた時におもしろ映画宣伝が待っていることをわかっていました。

この見事な襖絵は…



『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』!これは本当にすごい!



『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』では池松壮亮からトム・クルーズとエドワード・ズウィック監督に日本酒の進呈!池松壮亮は『ラスト・サムライ』で共演した縁ということなんですがトムから思い出話を振られても当時子役だったため「覚えてないですね」とバッサリ。



『スター・トレック BEYOND』には前田敦子!
…何故?


『スポットライト 世紀のスクープ』にはこんまりこと近藤麻理恵さん!

なんでだよ!と思ったらハリウッドセレブの間で「人生がときめく片づけの魔法」が本当に人気のようです。

こんまりさんが登場した時異様に興奮するレイチェル・マクアダムが最高です。



『ターザン:REBORN』には横澤夏子!
これはとにかくリンク先の記事を読んで下さい。アレクサンダー・スカルスガルドという身も心も美しい紳士に本当に惚れます。
横澤夏子、新ターザンにデレデレ「直視できない!」



『ジェイソン・ボーン』ではくまモンがマット・デイモンに花束あげるモン!

…何故?と思ったら日米の"人気モン"つながりということです。あまり深く考えてはいけません。


『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』のジャパンプレミアには林家ぺー・パー子夫妻が登場!


ものまねタレントゆうたろうも登場!

なんでだよ!


二人とも大喜びかよ!キレそうなのは私だけかよ!


『ネオン・デーモン』のニコラス・ウィンディング・レフン監督はタワレコ渋谷店に登場!
なんでだよ!駆け出しのアイドルかよ!

なに普通にエプロン着てんの!ノリノリかよ!
しかもトークの内容が「主演のエル・ファニングに「この映画は僕の中にいる16歳の少女を空想して作った」と言ったら「ああそう」って感じだった」とか「今回のシン・ゴジラは中の人がいないんでしょ?僕ゴジラは着ぐるみじゃないと認めないから」みたいな話ばっかりでめんどくさいオタクかよ!


『マネー・モンスター』のジョディー・フォスターは東京MXテレビの「5時に夢中」に生出演!

なんでだよ!関東ローカルの番組だぞ!!


やっぱりノリノリかよ!


自由かよ!元々好きだけどよりファンになったよ!



…さすがにツッコミすぎて疲れてきました。
ここで2016年で個人的に一番うれしかった来日ゲストをご紹介しますね。


『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』よりBB-8!!


ちゃんとお辞儀してるゥゥかンわいいいいいぃぃぃいい!!!


BB-8はその後も横浜ヤクルト戦の始球式に参加したりしました。かわいすぎかよ。


まるでクソコラのようですが本物です。シュール。


天気も良くて最高です。


とかなんとか言ってたらあっという間に記事が長くなってしまった!クソッ!今日は…




えーということで見事ゾンビつながりでまとまったので中編はこのあたりで。なんだか最近僕もおもしろ映画宣伝に毒されて話を無理矢理繋げる癖がついてしまったような気がします。

それでは次回「この映画宣伝がすごい!2016(後編)」に続く!!


やってみるのよ~♪